文責:横幕鍼灸院 院長 横幕胤和
最終更新日 2024年3月12日
自閉症とは、多くの遺伝的な要因が複雑に関与して、生まれつき脳機能がうまく働かないため、3歳以前の早期に症状が現れる、先天性の発達障害です。
自閉症の方の状態像は、年齢や知的障害の有無、症状の程度などによって非常に様々です。社会生活を送る上で、まず、現在出ている症状、ハンディキャップを目立たせなくさせることを目標に早期に対応を行うことが大切です。
このページでは、つらい自閉症を治すために、自閉症の原因・症状について詳しく説明しております。
【目次】
自閉症の主な症状は対人相互反応の質的な障害、意思伝達の障害またはその発達の障害、活動と興味の範囲の偏りの3つです。
対人相互反応の質的な障害とは社会性の質的な障害であり、会話中に目線を合わせられない、注意を受けているのに笑ってしまう、暗黙のルールを理解できない、などの症状が挙げられます。
また、人と全く関わることができなかったり、反対に積極的に関わりすぎてしまったりと、他者との付き合い方にも支障を及ぼします。
自閉症では言語の発達の遅れや、会話の中で適切な言葉が出てこないなど、意思伝達(コミュニケーション)能力にも障害が現れます。また、指差しやジェスチャー、目配せなどの非言語的なコミュニケーションの理解も難しくなります。
活動と興味の範囲の偏りとは、強いこだわりとなって現れやすいです。おもちゃを本来とは違う用途でしか使わないことや、同じ道しか通らない、同じ動きを繰り返すなどといった症状が見られます。自閉症の症状は個人差が大きいため、これらの症状の現れ方は人によって様々です。
自閉症では、お薬が処方されますが、症状がすべて改善されるとは限りません。症状と体質がしっかり合えば良い効果が見られます。
そのため、自閉症の対応で重要になるのは、症状にあった療育を受けることです。その症状の特性を理解し、否定したり大声で叱ったりするのではなく、根気強く付き合っていく必要があります。
自閉症患者の子どものための自助グループや支援グループなども組織されており、そういったグループに参加していく中で周囲との関係性の作り方を学んでいくように促します。また、応用行動分析やソーシャルスキルトレーニング、作業療法・言語聴覚療法といった療法で良い効果が得られることもあります。
自閉症で苦しまれている方は、自律神経のバランスが乱れている方が多いです。このため、思うように体が動かない、イライラしやすい、やる気が出ない、不安感が強くなるなどの自律神経失調症の症状が起こりやすくなります。
自律神経とは、身体をいつも最適な状態にしてくれるための大切なシステムです。ストレス、頑張りすぎなどにより、大きく乱れます。
自律神経のバランスが乱れると、精神的に不安定になり、自閉症の症状が強くなります。
自律神経と自閉症の関係は、病院の検査でもわかりにくく、自閉症の原因は不明となりがちです。
つらい自閉症を治すためにも、自律神経の改善が必要です。改善が難しいと言われがちですが、原因を見つけ、しっかりと対応することが大切です。どうぞあきらめないで下さい。
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