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文責:横幕鍼灸院 院長 横幕胤和
最終更新日 2024年2月26日

気管支拡張症

気管支拡張症の症状・原因について

気管支拡張症とは、気管支が異常に広がってその機能が低下し、咳や痰が長く続く状態をさします。

風邪に似た症状が見られるため、風邪が長引いているのかな、と気管支拡張症であることに気づかない場合もあります。男性よりも女性に多いということです。 

気管支拡張症は、拡張した部位に血管が増殖するため、痰に血が混じったり、咳とともに血を吐いたりすることがあります。

咳や痰が長引いている方で、痰や咳に血が混じることがあったり、副鼻腔炎(蓄膿症)や幼少時に肺炎にかかったりしたことがある場合は、気管支拡張症の可能性があります。 

気管支拡張症の方は風邪をひくと、肺炎を起こす可能性が高いので、できるだけ風邪をひかないよう注意しましょう。また、気管支拡張症が進行すると呼吸困難に陥ることもあります。気管支拡張症を進行させないためにも、早期の対応が必要です。 

気管支拡張症を改善するためには、気管支拡張症の症状・原因について知ることが大切です。このページでは、気管支拡張症の症状・原因について詳しく説明しております。 

 

【目次】

  1. 気管支拡張症とは
  2. 気管支拡張症の症状
  3. 気管支拡張症の原因
  4. 気管支拡張症の一般的な対応
  5. 気管支拡張症に対する当院の方針

1. 気管支拡張症とは?

気管支拡張症とは、気管支が病的に拡張し、機能が低下した状態を言います。咳と痰が続き、風邪に似た症状を示します。

そのため、風邪が長引いていると勘違いし、気管支拡張症であることを見逃してしまう場合もあります。 

気管支が拡張した部分では血管も増殖するため、痰に血液が混じる血痰(けったん)や、咳とともに血液が出る喀血(かっけつ)もよく見られます。

血痰や喀血が見られると、今度は肺がんや肺結核の心配が出てきます。 

気管支拡張症は、幼少時の肺炎や頻回の感染症によって、気管支壁が弱くなることで引き起こされます。 

気管支が拡張して浄化機能が低下すると、弱くなった部分に細菌やカビが増殖し炎症が起こり、気管支拡張がさらに進行します。気管支拡張症は気管支の一部に起こる場合もありますが、症状が進行すると、肺全体に及び肺機能の低下を起こすこともあります。 

気管支拡張症では、気管支が円柱状や嚢状(のうじょう:袋状)に拡張します。この拡張した形態やその中にたまった液体を、胸部CT検査で見ることができます。

2. 気管支拡張症の症状

気管支拡張症の症状は、主に長く続く咳と痰です。肺感染症を併発することもあります。 

1)慢性の咳

咳が長く続きます。重症の場合は、数ヶ月~数年の間、毎日咳が出ます。 

2)膿性痰

気管支が拡張すると痰がたまりやすく、色(黄色から緑色)の着いた痰が出ます。重症になると膿のような痰が多量に出るようになり、1日に100mlを超えることもあります。 

3)血痰

痰に血液が混じることを血痰と言います。血痰が出たら、気管支拡張症か肺がん、肺結核などが考えられます。 

4)喀血

気管支が拡張すると、その部分の血管も増殖するため、咳とともに血を吐くことがあります。これを喀血と言います。 

5)発熱 

6)呼吸困難

感染が広がると呼吸困難の症状が現れ、息切れの症状が見られることもあります。

7)合併症  
  • 慢性副鼻腔炎(まんせいふくびくうえん):蓄膿症のことで、発症率は高い
  • 肺炎:風邪をひくと肺炎になりやすい
  • 膿胸(のうきょう):胸膜の感染症で胸腔内に膿性の液体がたまること
  • 肺膿瘍(はいのうよう):肺に穴があき、膿(うみ)がたまった状態

気管支拡張症は、初期段階では風邪の症状に似ており、病気に気づかないで放置されることもよくあります。症状が進むと、肺から充分な酸素を取り入れることができず、慢性呼吸不全になることがあります。

3. 気管支拡張症の原因

幼少時の呼吸器感染症

気管支拡張症の原因には、大きく分けて、先天性と後天性があります。 

 

1)先天性 

気道粘膜の線毛系などに先天的な異常がある気管支拡張症で「原発性線毛機能不全症候群」があります。

(2)後天性  
  • 気管支線毛運動の異常:気管支の線毛運動が正常でないため、気道感染を繰り返す
  • 幼少時の重症呼吸器感染症:気道の損傷部位で感染を繰り返す
  • 他の疾患に引き続き発症:肺結核、肺化膿症、塵肺(じんぱい)などに続いて起こる

気管支線毛運動の異常が原因である場合は、副鼻腔炎を合併することが多いと言われています。

4. 気管支拡張症の一般的な対応

気管支拡張症では、まず各種検査が行われます。血痰がある場合は、肺がんや肺結核との区別をすることも必要です。 

1)気道のクリーニング
2)感染症の対策

肺炎や気管支炎の併発、発熱が見られる場合は、抗生物質を使用します。少量の抗生物質で効果が見られる場合は、予後が良好であるということです。ただ、抗生物質の使用が長期にわたると、耐性菌が出現する可能性があります。

3)血痰の対策

止血剤を使用します。

4)喀血の対策
5)漢方薬

症状が長期化して、抗生物質を長期使用すると、耐性菌が現れることがあるので、漢方薬を使うこともあります。

6)生活習慣
  • 水分補給:痰の粘稠性を高めないようにして排出しやすいようにする
  • 適度な運動:筋力が落ちると息切れしやすくなり、息切れすると運動をしなくなるという悪循環を避ける

気管支拡張症の方は、風邪をひくと肺炎になりやすく、このような気道感染症により症状が悪化しますので、痰をためないように、風邪をひかないように心がけましょう。 

5. 気管支拡張症に対する当院の方針

当院では気管支拡張症でお困りの方のために、以下の施術を行っております。

自律神経のバランスの改善

気管支拡張症では自律神経のバランスが乱れることにより引き起こされます。自律神経のバランスの乱れが呼吸の乱れを引き起こします。この結果、つらい症状がさらに強くなります。

当院では、複数のツボを利用して、副作用なく自律神経のバランスを整えます。

気道粘膜の改善

気道を含む、耳鼻咽喉領域の粘膜が弱くなることにより、気管支拡張症の症状が出やすくなります。

鍼灸施術、体質改善を行いながら、気道粘膜の改善を目指します。

首肩のコリの施術

首肩の筋肉は呼吸に大きく関与する部分です。気管支拡張症の症状がありますと、この部分が凝りやすくなります。

首肩コリのつらさはもちろんのこと、呼吸困難を誘発する要因となります。この部分を解消するだけでも、身体はとても楽になります。見逃しがちな原因でありますが、しっかりと対応したい部分です。

気管支拡張症の場合、自律神経のバランスが乱れている方が多いです。自律神経のバランスを整えることがとても重要です。早期に対応して症状を進行させないことも大切です。どうぞあきらめないでください。

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