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チック症

チック症の症状・原因について

チック症とは幼少期(乳幼児期から学童期、3~7歳)に多くみられます。

症状としては、本人が意図せず突発的に顔をしかめたり、瞬きをしたり、声を出したり、咳払いなどをしてしまいます。

わざとチック症の症状を行っているわけではなく、自然と起こってしまうのです。

チック症は体と心の緊張状態が続くために起こりやすくなります。

一般的には、成長するにつれてこのような症状は緩和されていきますが、慢性化したものをチック症(トゥレット症候群)と呼びます。

チック症の方は自律神経も緊張します。このため、イライラ、不安、やる気がなくなるなどの自律神経失調症の症状も出やすくなります。
 
チック症は子供の間に良くなることがほとんどですが、大人になっても改善しなかったり再発することもあります。チック症のお子さんをお持ちの方は、どうしてこうなったのか?この先どうなるのか?と大きな不安をお持ちです。

チック症はしっかりと治療をすればよくなる病気です。チック症を治すためには、チック症について知る事が大切です。このページでは、チック症を治したい方のためにチック症の症状・原因・治療について詳しく説明しております。

【目次】

  1. チック症とは?
  2. チック症の症状
  3. チック症の原因
  4. チック症の治療

1.チック症とは?

、チック症とは人間の神経に係わる症状で、脳が発達している段階である小児期にあらわれることが珍しくありません。

成長するにしたがって症状も自然に出なくなるのが一般的ですが、成人後まで長引くケースもあります。長期化した病状は、トゥレット症候群という別の診断名が用いられます。

チック症は、年齢が18歳未満であり、期間が1か月以上に渡り続く場合、発症したとみなします。米国精神医学会が出版している『精神障害のための診断と統計のマニュアル』の第4版が、診断する際の基準とされています。

病状が突拍子もなく奇妙で、当たり前に生活するなかで違和感があるので、生活を共にしている家族、とくに最も近い存在である母親が最初に気づくことが多いようです。

チック症は、かつて親子や対人による関係性の問題が指摘されていた時代がありました。お子さんにチックの症状が出た保護者の方は、「自分たちの育て方に問題があるのではないか」という悩みを、心理的な療法を中心に解消していた経緯があります。

最近の研究で、チック症は脳内にあるドーパミン受容体に係わりが深く、脳の機能障害として扱われるようになりました。親子で共通した気質を持つなど、遺伝的な要因は指摘されていますが、決して間違った育児の方法が原因ではないことが認識されています。

2.チック症の症状

チック症の症状には、音声によるものと動作に特徴を持つものがあります。

音声は、とくに意味のない「あ~」や「うっ」などの短い発声やせきばらい、耳障りな奇声、「ばか」や「アホ」、「クソババア」や「死ね」などの不快な罵声、また周囲の人や自身が言ったことば尻を何度も繰り返すなどです。

動作の症状で初期に見られるものに、ひんぱんなまばたきや頭を振る動きがあります。

表情に関する症状では、顔をしかめる、唇まわりをなめる、口をあける、鼻をぴくつかせる、などがあげられます。

他にも、筋肉がピクリと動く、肩をすくませる、跳びあがる、身体を前後にまげる、スキップをするなど、目的のない突発的な動きが見られます

チック症についての知識がなく事前に知らされていなければ、チック症の小児は奇妙な感じに捉えられてしまう可能性があります。「この子は、悪意があるのだろうか?」といった誤解を招くかもしれません。

これらの症状が1年以上続く場合は「トゥレット症候群」として扱われることになります。

またトゥレット症候群にまで発展すると、多動性障害や学習障害など別の症状を併発している可能性も高くなり、さらに支障が出てきます。小児科や心療内科、神経症を専門とする医師のもとで詳しく診察を受けるのが良いでしょう。

 

3.チック症の原因

チック症の原因は、確定しているわけではありませんが、有力な説として基底核でのドーパミン神経が過活動となっていることが唱えられています。

ドーパミンは、運動の調節やホルモンの分泌に係わり、また精神面への影響力もある伝達物質です。

また、要因として遺伝的な側面も関与していると言われています。

チック症に見られる奇異な動きや筋肉運動は、遺伝子や中枢神経といった、本人の意識とは無関係である本質的なところに原因があるといえます。

直接の原因というわけではありませんが、病状を悪化させる、長期化させる後天的な要因として、情緒面でのストレスが指摘されています。周囲の人々に対する気まずさから、ムリに症状を抑えようとすると、心理的には負担になります。

かえって、症状がひどくなることも考えられます。

普段は症状があまり出なくても、例えば学校での授業参観日や習い事での発表会など、大勢の人たちの前で緊張することを強いられる場合、症状が増幅するということもあります。チック症は、精神的な影響を受けやすい病気ともいえます。

4.チック症の治療

チック症の治療に、薬物を使うことはあまりありません。

ただし、症状があるために日常の生活が困難になる、学校で授業を受けるのに妨げとなる、友人と接触する上で支障がある場合などは、敢えて薬の力で抑えるという選択肢もあります。

治療の方法として、以前は行動療法や心理療法が中心にありました。

しかしチック症は脳内の神経に関する病気であることがわかってきた現在、それらの療法は主流でなくなっています。ただ完全に否定するわけではなく、従来のように有効となる場合もあります。

チック症は、成長するにしたがって自然に収束することも多いため、「いつの間にか治っていたね」という治癒の形が最も理想的です。家族や周りの方々、学校での担任の先生などにもチック症の理解を深めてもらう必要があります。

あまり神経質にならずに、症状が出ても、優しく見守っていくスタンスも大切だといえるでしょう。

チック症は自律神経との関係が深い病気です。病院で治療をしても良くなった場合には、自律神経のバランスの乱れが大きな原因として考えられます。チック症は原因を見つけ、しっかりと治療をすれば良くなる病気です。どうぞあきらめないで下さい。

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