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自律神経とは?

近年、自律神経失調症という病気がよく聞かれるようになりました。自律神経失調症にかかってしまうと、日常生活に多大な影響を与えることになります。

しかし、自律神経というもの自体が一体どのようなものなのか、きちんと知っている方は少ないのではないでしょうか。

自律神経は、私たちが生きるという活動を続けていくことができるように、常に働いている神経です。

ですから、自律神経について知識を得ておくと、私たちの体の仕組みがよくわかります。

さらに、自律神経の働きが関係する病気について、より理解できるようになります。

自律神経には交感神経と副交感神経の2つがあります。交感神経と副交感神経、この2つが交互に働くことで体のあらゆる器官の動きを調整しています。

このページでは、自律神経とその働きについて詳しく説明しております。


【目次】

  1. 自律神経とは
  2. 自律神経 交感神経と副交感神経とは
  3. 自律神経 交感神経と副交感神経の働き
  4. 自律神経とホメオスタシス

1.自律神経とは

私たちの体に張り巡らされている神経は、その構造や働き、分布、どの視点で見るかによって異なる分類がされています。

まずはこの分類について見ていきましょう。

中枢神経と末梢神経
中枢神経とは、脳と脊髄にある神経のことをいいます。

中枢神経は体のさまざまなところに指令を出したり、逆に受けた情報を最終的に集めたりする働きをしています。

そして末梢神経は、脳や脊髄以外の体の部分に分布している神経のことをいいます。

末梢神経は、中枢神経から出された指令を伝えたり、逆に得た情報を中枢神経に伝えたりする働きをしています。

この末梢神経は、さらに自律神経と体性神経(運動神経)の2つに分けることができます。

自律神経と体性神経(運動神経)
自律神経と体性神経の違いについて見ていきましょう。人は生きていく中で、自分が意識しないで行っていることと、意識して行っていることがあります。

意識しないで行っていることを医学用語では「不随意運動(ふずいいうんどう)」、意識して行っていることを「随意運動(ずいいうんどう)」と呼んでいます。

不随意運動は呼吸をする、脈を打つ、そして食事のときに唾液や消化液が分泌されることなどです。そして随意運動はスポーツをするとき、階段を上ろうと思って脚を上げるときなど、何かしらの行動を意識することで、それにふさわしい筋肉が動くよう脳から指令が出されているものです。

この不随意運動のために働いているのが自律神経で、随意運動をするときに働くのが体性神経(運動神経)なのです。

自律神経には交感神経と副交感神経の2つがあり、どちらも常に働いた状態となっています。そして、走ったり食べたりする動作や暑い寒いという環境の変化など、必要に応じてどちらかを優先して働かせているのです。

2.自律神経 交感神経と副交感神経とは

自律神経が交感神経と副交感神経で成り立っているということは、これまでのお話でお分かりいただけたかと思います。

では、交感神経と副交感神経とはどのようなものなのでしょうか。

簡単に説明すると、まず交感神経は活動的に動くとき、興奮状態にあるようなときに優位に働きます。

逆に副交感神経は体を休めているときに優位に働きます。

交感神経と副交感神経は、互いにそれらの信号を受ける部位に対して反対の動きをさせるようになっています。

交感神経と副交感神経は、それぞれの神経を興奮させる物質(神経伝達物質)が異なっています。

交感神経は、アドレナリンとノルアドレナリンという2つの神経伝達物質が作用することで興奮します。アドレナリンは主に腎臓のすぐ上にある副腎皮質という場所で合成・分泌されています。ノルアドレナリンは主に脳で合成・分泌されています。

アドレナリンは体に作用して筋肉や血管などの働きを調整し、ノルアドレナリンは脳に作用してさまざまな感情を生み出します。

一方、副交感神経は、アセチルコリンという神経伝達物質が作用して、興奮するようになっています。

3.自律神経 交感神経と副交感神経の働き

自律神経である交感神経と副交感神経は、体のさまざまな器官に対してどのように作用するのでしょうか。ここからは、その主な機能についてお話ししていきます。

交感神経の主な作用

  • 瞳孔:瞳孔散大筋が収縮して瞳が大きくなる
  • 心臓:心拍数が増える
  • 気管:気管支筋が弛緩(しかん)して気管支が広がる
  • 消化器:消化液の分泌と消化管の運動が抑制される
  • 肛門:肛門括約筋が収縮して排便が抑制される
  • 尿道:尿道括約筋が収縮して排尿が抑制される
  • 血管:骨格筋の血管は拡張し、皮膚や内臓の血管は収縮、血圧は上昇する

これらのほかにも、副腎からホルモンを分泌させたり、肝臓に蓄えた栄養を分解してエネルギーとして使えるようにしたりします。交感神経は「闘争」の神経とも呼ばれていますので、興奮時や運動時に体が対応するように働くのをイメージしてみてください。

では、次に副交感神経について見ていきます。

副交感神経の主な作用

  • 瞳孔:瞳孔括約筋が収縮して瞳が小さくなる
  • 心臓:心拍数が減る
  • 気管:気管支筋が収縮して気管支が縮小する
  • 消化器:消化液の分泌と消化管の運動が増える
  • 肛門:肛門括約筋が弛緩して、排便が促される
  • 尿道:尿道括約筋が弛緩して、排尿が促される

このように、副交感神経は食事を取るときや休むときなど、体が落ち着いた状態にあるときに、交感神経より優位に働きます。

4.自律神経とホメオスタシス

自律神経は、交感神経と副交感神経の2つから成り立っている神経です。常にどちらかの神経が優位に働き、状況の変化に合わせていけるようになっています。

このように、自律神経によって生命活動が続けられていることをホメオスタシス(=恒常性)といいます。

24時間休まず常に働いている自律神経は、実は繊細です。ストレスなどの刺激や病気の影響などを受けると、うまく働かなくなってしまうのです。

そうなるとホメオスタシスのバランスがくずれ、体や心にさまざまな症状が現れるようになります。

自律神経は私たちにとって、とても大切なものです。当たり前のように行っている体や内臓の運動が、実は自律神経によって調整されているのです。自律神経を整えることで、体の不調を改善できることが多くあります。

 

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