文責:横幕鍼灸院 院長 横幕胤和
最終更新日 2024年3月4日
喘息とは、何らかの原因で、空気の通り道である気道に炎症が生じる気管支の病気です。発作をともない、強く咳込み、呼吸が困難になることがあります。
喘息はとてもつらい症状ですが、しっかりと対応すればよくなる症状です。このページでは、つらい喘息を改善するために、喘息の原因・症状について詳しく説明しております。
【目次】
喘息とは、空気の通り道である気道に炎症が生じ、過敏になることで発症する気管支の病気です。発作をともない、しつこく咳が続き、呼吸が困難になります。
発作は寝ている間に起きることが多いのですが、体を横たえたままでは呼吸ができなくなり、重症化すると苦しさのあまりに気を失うこともあります。
炎症で気道が狭くなっていることから、呼吸の際に「ぜいぜい、ひゅうひゅう」という音が聞こえます。病状が軽ければ、あるいは初期であれば発作はすぐにおさまります。
しかし炎症が慢性化してしまうと、気道の内壁が次第に厚みを増し、ますます空気の通り道を塞ぐことになります。そうなると、気道を拡げるのが困難になり、喘息は改善しにくくなってしまいます。
数十年前から比べると、喘息を発症する人の数は確実に増えており、日本国内でおよそ400万人以上の方が、喘息に悩まされています。さまざまなアレルギー、感染症、または自律神経の不調など、考えられる要因はいろいろありますが、決定的な原因はまだ特定できていない疾患です。
呼吸時に気管や胸のあたりから音がなる症状は、喘鳴(ぜいめい)といいます。比較的軽い症状から悪化していくと、発作での咳や、また痰もしつこくなり、呼吸困難に陥る、脱水症状になる等、つらい症状が長時間続くことになります。
喘息の場合、発作の症状が出るのは、ほぼ夜中から明け方が多いです。喘鳴(ぜいめい)の症状は、結核や心不全などを起こす際にみられることもあります。
発作が起きた時間帯というのは、喘息以外の重篤な病気ではないかを判断する基準のひとつになるのです。
喘息の発作は予兆的なものはあまりなく、突然に起きるものです。気をつけようがないのですが、就寝時に何となく息苦しい、喉に違和感があるといった症状がある場合、眠りに落ちた後、発作へとつながることもあるようです。
喘息の原因となる要素のひとつはアレルギーです。主に、家内の細かいホコリやカビ、ダニ(死骸も含む)、ペットの毛などいわゆるハウスダスト、また壁や天井、床などの住宅建材に使用されている化学物質、食べ物、花粉などと、対象となるアレルギーの種類は多岐に渡ります。
原因となるアレルゲン(アレルギー反応を示す対象物)が特定できれば、そのものを生活圏から排除することを心がけるようにします。
家の掃除をこまめにして、定期的に布団を干す、浴室のカビを防ぐ、ペットを飼わない、花粉の飛散する頃にはマスクをするなど、工夫をしてアレルゲンを寄せつけないことが大切です。
また、食物アレルギーによる喘息があります。多いのは小麦粉、そば粉、卵、牛乳、ピーナッツ、サバ、イカ、エビ、パイナップル、もも、タケノコや山菜、山芋、等さまざまです。
何に反応しているのかわからない場合、アレルギー科や内科などでアレルギー検査で調べることができます。自分が持つアレルゲンをあらかじめ知っておくのが大切です。
アレルギー以外の原因としては、喫煙があります。直接、気管へ煙を送り込むのですから、悪影響は確実です。また、元々の体質がアトピー性であるということ、強いストレスを抱え込んでいる、自律神経の不調なども、原因のひとつになります。
風邪やインフルエンザなどの感染症、それから、近年ではPM2.5など大気汚染が関与しているとも言われています。
当院では喘息を改善するために以下の施術を行っております。
自律神経の不調を改善することも、喘息症状の改善に繋がります。
交感神経が高ぶることで、気道が狭くなり、それだけで呼吸困難感を感じ、慌てることに繋がるからです。
喘息では自律神経のバランスが乱れることにより引き起こされます。特に交感神経が強い状態となりやすいです。複数のツボを利用して、副作用なく自律神経のバランスを整えます。
本来免疫力がしっかりしていれば、喘息の発作は出にくいものです。何らかの影響により免疫力が落ちている可能性があります。原因を探して、免疫力の改善を行います。
咳などの影響により、首肩のコリが強くなっている方が多いです。また、背中周辺の筋肉は呼吸に関係する筋肉です。こちらは非常に不快でもあり、この状態が続くと喘息の症状を悪化させます。刺激の少ない鍼で首肩の緊張を改善します。
大人になってから喘息症状が出始める方が多くなっています。背景にストレス社会による心身共に疲労していることが影響しているように思います。自律神経の不調を整えることで、喘息症状を抑え、改善させることができます。不安な毎日を送っておられる方も決してあきらめないでください。
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