文責:横幕鍼灸院 院長 横幕胤和
最終更新日 2024年3月12日
薄毛(AGA: androgenetic alopecia)とは、男性ホルモンが深く関与する進行性の脱毛症です。日本語では「男性型脱毛症」と呼ばれています。
症状が現われるのは成人男性を中心としますが、近年では低年齢化、また女性でもお悩みの方が増えている傾向にあります。
AGAを発症するのは思春期以降で、こめかみ辺りの生え際が徐々に後退していきます。あるいは頭頂部の毛髪が、細くてコシのない状態になっていきます。
薄毛はゆるやかに進行しますので、抜け毛が増えたことなどがきっかけで気になり出す方も多いでしょう。
薄毛(AGA)に関する研究では、男性ホルモンと関係があることを示しています。中でもDHT(ジヒドロテストステロン)というものが、強い影響力を持っているといいます。薄毛(AGA)の治療では、このホルモンを抑えることなどで効果を得ています。
薄毛(AGA)を改善するためには、薄毛(AGA)の原因・予防および対策について知ることが大切です。このページでは薄毛(AGA)の原因・予防・対策について詳しく説明しております。
【目次】
薄毛(AGA)の原因と考えられることには、先述のDHTによる影響とそれ以外にもあります。下記にまとめてみました。
(1)DHTが及ぼす毛周期(ヘアサイクル)への悪影響
毛髪が生成され抜け落ちるまでには、一定の周期があります。下記の通り分類されます。
DHTの影響を受けると、正常なヘアサイクルがバランスを崩し始めます。成長期が短くなり、きちんと成長しきれないまま抜け落ちることになります。抜けてしまった毛の中に細く短いものが増えてきたら、薄毛が進行している可能性があります。
(2)遺伝的要因
AGAの研究が進むにつれ、遺伝的な要因があることも判明しています。両親のうち、母方の祖父が薄毛であれば、その遺伝子を受け継いでいる可能性が高いといいます。ただ決定的というわけではなく、その傾向が強いということです。
(3)ストレス
社会生活においてストレスはつきものです。男性ですと、仕事の重圧や人間関係、生活のことなど複数のストレスに悩まされることもあります。影響として、自律神経やホルモンバランスの崩れ、血行不良などが考えられます。毛根の栄養不足から薄毛になります。
(4)食事や生活習慣の乱れ
日々の食事内容や生活態度は、健康状態に左右します。同様に、健やかな頭皮を維持できるかということにも関係します。毛髪にとって好ましいとは思えない生活習慣を、下記に示しました。
(5)加齢
年齢が進みますと、細胞の分裂が鈍化し新しい細胞がつくられなくなります。毛髪を産生する毛包も同じことで、次第に老化してくることがわかっています。加齢による薄毛は、若い方と状況が異なる自然な老化現象といえます。
薄毛(AGA)の対応には、いくつかの方法があります。ご自分にふさわしいと思える複数の方法を組み合わせ、効果をみていくことも可能です。
(1)飲み薬
注意したいことは、女性に対しては認められていないものもあり、とくに妊娠中の方ですと胎児への悪影響が懸念されています。錠剤に触れることすら厳禁とされています。
また服用に際しては、副作用があるということも心得ておくべきでしょう。
(2)外用薬
髪を発毛させる、成長を促す薬があります。血管を拡張させる目的である血圧症の薬から転用されました。この外用薬も、長期の投与において効果が期待できるものです。
(3)植毛
頭皮の薄毛になっている部分へ毛髪を移植する方法です。自毛を使うか、あるいは人工毛を使うかという問題があります。人工毛ですと、拒絶反応を示す可能性もあります。
薄毛(AGA)の予防と対策は、薄毛が気になりだす以前から始めることが肝心です。下記の通り、予防と対策に関して大まかに分類しました。
(1)食事の内容
毛髪をつくるケラチンは、タンパク質を必要とします。植物性たんぱく質を多く摂取するのが良いでしょう。
また緑黄色野菜に含まれるビタミン類や、亜鉛、ミネラルなども積極的に摂るのが賢明です。具体的には、大豆食品やナッツ類、にんじん、かぼちゃ、昆布やわかめ、ひじきなどです。
逆に、なるべく避けたい食品はジャンクフード(ファストフード)や香辛料などの刺激物です。酸化した油や動物性油脂を含む食品は、頭皮にもよくありません。また過度のアルコール類や糖分も控えましょう。
(2)生活習慣の改善
まず十分な睡眠を取ることを心がけます。とくに夜の10時から2時の間は、成長ホルモンの分泌に欠かせない時間帯です。それから適度に運動する習慣をつけましょう。有酸素運動で、早足歩きなど運動が得意でなくても負担にならないメニューにするのが肝心です。
ストレスを溜めないよう、ご自分なりの趣味や発散できる方法を見出すことも大切です。また喫煙は良くありません。たばこのニコチンは毛細血管の収縮につながり、ビタミンを大量消費しますので、毛髪にとっては悪影響といえます。
(3)正しい毛髪のお手入れ
シャンプーは毎日することが大切です。強く洗い過ぎないことや充分にすすぐこと、またシャンプー後は放置せず、すぐにドライヤーで乾かすこともポイントです。血行の悪い生え際部分や頭頂部はマッサージをし、頭皮環境を健やかに整える育毛エッセンスなどを使うのも方法です。
薄毛(AGA)は突然に発症するわけでなく、日々の栄養摂取や頭皮の良好な環境づくり、髪のお手入れ法などが大きく関係してきます。工夫しだいで、薄毛を未然に防ぐこと、あるいは発症を遅らせることが可能です。
当院では薄毛(AGA)を改善するために以下の施術を行っております。
薄毛(AGA)では自律神経のバランスが乱れることにより引き起こされます。特に交感神経が強い状態となりやすいです。複数のツボを利用して、副作用なく自律神経のバランスを整えます。
免疫力がしっかりすることにより、薄毛(AGA)の改善はしやすくなります。薄毛(AGA)でお困りの方は、何らかの影響により免疫力が落ちている可能性があります。原因を探して、免疫力の改善を行います。
薄毛(AGA)の方は、首肩のこりが強くなっているケースをよく見ます。首肩のコリが強くなりますと、頭皮への血流が悪くなります。この結果、薄毛(AGA)の症状の改善が遅れます。
当院では、首・肩のコリをとるツボ、頭皮の血行を良くするツボに鍼灸施術を行います。当院では、内蔵機能の改善を行い、生活習慣の見直しをしながら、慢性疲労症候群の改善を目指します。
薄毛(AGA)を改善するためには自律神経のバランスを整えることがとても重要です。生活習慣の改善、ストレス対処、免疫力などの改善を行う事により、自律神経のバランスが整い薄毛(AGA)の症状が改善します。どうぞ諦めないでください。
土曜日・日曜日も診察しています。
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