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顔面の多汗症

顔面の多汗症の症状・原因について

更新日:2017年12月21日

発汗は身体が体温調節をする際に起こる自然な現象です。

暑いときや激しいスポーツをしたとき、緊張したときに汗をかくことは普通のことですが、汗をかくような状況にないときに多量の汗をかく方がいらっしゃいます。

このような症状を多汗症と言います。 

多汗症は、全身に汗をかく場合と身体の一部に汗をかく場合とがあります。多汗症のうち、顔に多量の汗をかく状態を顔面多汗症と言います。 

多量の汗をかくことはご本人にとって不快なことだと思われますが、その症状が顔に現れると、目立ちやすいため、身体的な苦痛だけでなく精神的な苦痛も伴います。

他人には理解されにくく、人との接触を避けるようになる場合もあり、日常生活に影響が出てきます。 

顔面多汗症にはさまざまな治療法や対処法があります。少しでも早く多汗症の苦痛から解放されたいものです。 

顔面多汗症を治すためには、顔面多汗症の症状・原因・治療について知ることが大切です。このページでは、顔面多汗症を治したい方のために、顔面多汗症の症状・原因・治療について詳しく説明しております。

 

【目次】

  1. 多汗症とは
  2. 顔面多汗症の症状
  3. 顔面多汗症の原因
  4. 顔面多汗症の治療

1. 多汗症とは?

多汗症とは、通常では汗をかかないような状況で多量の汗をかく症状です。ヒトは汗をかくことで体温調節を行っています。

暑い、激しい運動をした、緊張しているなどの理由で汗をかきます。 

しかし、同じような状況下で他の人と比べて多量に汗をかく方がいらっしゃいます。

暑かったり、緊張していたりする場合に多量の汗をかく方は「汗かき」、汗をかくような理由がないにもかかわらず多量の汗をかく方は「多汗症」と区別されます。 

多汗症は、汗が滴り落ちたりベタついたりして不快感があります。また、通常では汗をかくような状況ではないのに自分だけ多量の汗をかいているので、他人の目やにおいが気になります。 

多汗症は汗のかき方によって次のように分けられます。

  • 全身性多汗症:全身から多量の汗が出る
  • 局所性多汗症:身体の一部から多量の汗が出る 

局所性多汗症は、特に手のひら、足の裏、脇の下によく見られるのですが、顔だけに汗をかく方もいらっしゃいます。 

また、多汗症の原因となる病気の有無によって次のように分けられます。

  • 原発性:多汗症の原因となるような病気は認められない
  • 続発性:何らかの病気が原因となって多汗症を起こしている 

原発性多汗症でお困りの方は、活動的な年齢層の方が多く、精神的苦痛を感じていらっしゃるケースが多く見られます。多汗症のために不安や恥ずかしさを感じ、人と接することを避けることもあります。 

多汗症の原因となるような病気がなく、6ヶ月以上、身体の一部から多量の汗が出る場合、次のような項目を基準に判断します。 

  • 25歳以下で症状が出始めた
  • 左右対称に汗をかく
  • 睡眠中は汗をかかない
  • 1週間に1回以上過剰な汗をかく
  • 家族に多汗症の人がいる
  • 多量の汗によって日常生活に支障をきたしている 

2. 顔面多汗症の症状

顔面多汗症とは、局所性多汗症の一つで、顔に多量の汗をかく症状です。顔面多汗症の特徴は、蒸発しにくくベタベタとした汗であることです。 

普通、汗腺は身体に必要なミネラルを再吸収し、サラサラとした汗を分泌するのですが、顔面多汗症では汗腺の機能が低下しているため、ミネラルの再吸収がうまくできなくなります。

そのため、ミネラルの混じったベタベタとした汗となるのです。 

顔にベタベタとした汗をかくため、不快感があり、メイクが崩れやすい、汗が滴り落ちて書類を汚すなど、日常生活に影響が出てきます。 

顔面多汗症では顔に多量の汗をかくため、目立ちやすく、他人の目が気になります。汗をかくような場面でもないのに顔に多量の汗をかいていると、周囲の人から具合が悪いのではないかと思われたり、異常な緊張感があるのではないかと思われたりすることもあるでしょう。 

多汗症でなくとも、人は緊張すると汗をかきます。顔面多汗症の方は、顔に汗をかくことを非常に気にされ、そのことによってますます多くの汗をかきやすくなってしまい、悪循環となります。 

3. 顔面多汗症の原因

1)続発性の顔面多汗症の原因

神経疾患、代謝異常、感染症などさまざまな病気や薬剤性などが考えられます。 

①自律神経失調症

自律神経のうち発汗を促す交感神経が異常に興奮することで、顔に多量の汗をかくことがあります。 

②更年期障害

更年期ではホルモンのバランスが崩れることにより、暑いわけではないのに多量の汗をかくことがあります。 

③糖尿病

高血糖で末梢神経がダメージを受けると、体温のコントロールがうまくできなくなり、暑くなくても顔に多量の汗をかくことがあります。 

2)原発性の顔面多汗症の原因

病気が原因でない場合、運動不足や自律神経の乱れ、遺伝などが考えられます。 

運動不足

運動不足や涼しい場所に長時間いるなどで、ほとんど汗をかかない状態が続くと、心臓から遠い部分の汗腺が働かなくなり、動きの多い顔の汗腺だけが汗を出して体温調節を行うようになります。 

自律神経の乱れ

ストレスによって自律神経のバランスが崩れ、発汗を促す交感神経が過敏になり、多量の汗を出すようになります。 

③遺伝

重症の多汗症の場合は、遺伝も考えられます。 

④その他

偏った食生活、喫煙、飲酒、不規則な睡眠などがあります。

4. 顔面多汗症の治療

続発性顔面多汗症の場合は、原因となる病気の治療をすることが大切です。病気が改善すれば顔面多汗症も改善する可能性があります。 

原発性顔面多汗症の場合は、内服薬・外用薬などによる治療と、日常生活での対処法があります。 

(1)漢方

漢方は自然治癒力を高める働きがあり、汗を抑えることができます。 

(2)日常生活での対処法

  • 運動してうまく体温調節ができるようにする
  • 気分転換をはかり、ストレスを発散する
  • 刺激の強い食べ物は控える
  • 首周りを保冷剤などで冷やす
  • 制汗のためのシートやスプレーを使用する 

顔面多汗症でお困りの方は、悩みが大きいものの、治療をせずに放置されることも多いようです。多量の汗をかく原因となっている病気がある場合は、その病気を治療しなければなりませんので、まずは病気がかかわっているかを確認する必要があります。 

病気が原因ではない顔面多汗症の場合は、自律神経の乱れが大きくかかわっている場合が多くあります。専門的な治療法や自分でできる対処法がいろいろあります。顔面多汗症は治療や日常生活の工夫で改善することもできます。どうぞあきらめないでください。 

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