文責:横幕鍼灸院 院長 横幕胤和
最終更新日 2024年1月22日
コリン性蕁麻疹(じんましん)は、神経の伝達物質であるアセチルコリンにかかわる蕁麻疹です。発汗する際に症状が出る、また逆に発汗できない場合に起こることもあります。
蕁麻疹には多くの種類があり、原因の特定が難しい、あるいは複数のものが出現することもあります。
コリン性蕁麻疹の場合は、症状が持続する時間は比較的短く、10歳代から30歳代と若年層の方に見られる疾患です。
発汗に関するものなので、体を動かしスポーツをする機会の多い若い方にとっては、やっかいな症状であるともいえます。
コリン性蕁麻疹を治すためには、コリン性蕁麻疹の症状・原因・治療について知ることが大切です。このページでは、コリン性蕁麻疹を治したい方のために、コリン性蕁麻疹の症状・原因・治療について詳しく説明しております。
【目次】
コリン性蕁麻疹とは「刺激誘発型」の蕁麻疹で、刺激を受けることで症状が現われます。
刺激誘発型の蕁麻疹には、何に反応するかは複数あり、例えば日光や体温の上昇、寒さなどが引き金となるものもあります。
コリン性蕁麻疹は、発汗作用が刺激となるのです。
コリン性蕁麻疹は命に係わる疾患ではなく、症状そのものが出ている時間も長くはありません。
しかし実際に汗は日常的にかくものであり、生活をおくる上で不都合なシーンも多々あるものです。
症状が出ているうちは抑える工夫も必要ですが、コリン性蕁麻疹は若年性の傾向がありますので、30歳代の後半ぐらいまでには治っていく可能性も高いといいます。
症状に対して、神経質になりすぎないことが肝心です。
コリン性蕁麻疹の症状は、汗をかく状況になると、かゆみを伴った発疹が出ます。
日常生活のなかで汗をかきやすいのは、入浴時や運動をする時、鍋や汁ものなど熱い食べ物や辛いものを食べる時などです。
また緊張を強いられる場面や、精神的に不安定で、ストレス状態にある場合も症状が出やすくなります。
人間の体は、汗をかくことで体温が上昇しすぎるのをコントロールします。意識しなくても、汗をかいていることはよくあるのです。
症状が出る部位は主に腕などですが、てのひらや足の裏には出現しない特徴があります。寝ている間には症状が出にくく、一年を通しては、汗をかきやすい夏場に悪化することもあり、注意が必要です。
症状は5ミリ以内の発疹で、広範囲に出てしまうと、全体的に赤く膨らんだ状態となります。かゆみが激しい、あるいはピリッとした刺激を感じることもありますが、何時間も続くわけではありません。汗をかき始めて30分程度で治まるケースが多いようです。
コリン性蕁麻疹の原因は、発汗時に分泌されるアセチルコリンが刺激となっていると考えられています。アセチルコリンは、筋肉の収縮や血管の拡張を促す神経伝達物質です。
自律神経の副交感神経に働きかけるもので、大切な役割を担っています。
血管を拡げる、あるいは発汗しなければならない時など、必要だからこそアセチルコリンは分泌されます。
しかし刺激物となる場合もあり、皮膚や体内にあるヒスタミンが反応すると、皮膚の表面で炎症やかゆみが出てしまいます。
また汗をかく必要があると体が判断しアセチルコリンを分泌させても、汗をかく機能がもともと弱いなど発汗できなければ、コリン性蕁麻疹の症状につながるケースもあります。結果としてアセチルコリンが過剰となってしまった時に、症状が出てしまうといえます。
発汗することは直接的な原因です。症状が出現する時の背景にとして、精神的に弱っている、ストレスが溜まっている、肉体的な疲労感が強い、といったコンディションの悪さがあるようです。
コリン性蕁麻疹の対処には、お薬では抗ヒスタミン剤があります。
副作用も少ない蕁麻疹のお薬としては、広く知られたものです。ドラッグストアなどでも購入することができます。
コリン性蕁麻疹の症状は個人差があります。市販の薬をご自分の判断で服用するよりも、まずは専門の医師や薬剤師に相談した方が良いでしょう。
お薬を使わなくても、症状を引き起こさない工夫や注意をする方法も考えてみましょう。
コリン性蕁麻疹の場合、発汗に関係しているとわかっていますので、そのような状況をなるべく避けることです。
入浴はシャワーで済まし、汗をかいたらすぐに拭きとる、蒸し暑い場所には行かない、通勤・通学は余裕をもって走らないようにするなど、です。
また、あえて汗をかかせる治療法に効果があるという声もあります。しかしながら賛否両論あり、我流で実行すると悪化する可能性もあります。ストレスを溜めない、体が熱くなりすぎないよう心がけるなど、できることからやっていきましょう。
当院では、コリン性蕁麻疹を改善するために、以下の対応を行います。
1.自律神経(交感神経の過敏状態)を改善
当院では、自律神経のバランスの乱れを改善を目指します。コリン性蕁麻疹でお悩みの方は、自律神経のバランスが乱れている方が多いです。自律神経のバランスが乱れますと、皮膚本来の状態ではなくなり、コリン性蕁麻疹の症状が出やすくなります。自律神経のバランスを取り戻すことにより、コリン性蕁麻疹の改善を行います。
2.身体全体の緊張の緩和
コリン性蕁麻疹でお困りの方は、身体が緊張して、固くなっています。肩こりなども強い状態です。身体全体が緊張しているために、とても倦怠感・だるさを感じます。身体の緊張を緩めることによりリラックスした状態にすることは、コリン性蕁麻疹を改善するためにとても重要です。
3.免疫力の向上
コリン性蕁麻疹の場合、ストレスがとてもかかるため、免疫力が落ちた状態になりやすくなります。イライラ・不安・不眠などの症状が続き、身体がゆっくりと休めていません。この結果、さらに免疫力が低下し、症状が強くなるという事を繰り返しています。コリン性蕁麻疹を治すために、免疫力を改善する治療を行い、あなた本来の状態へと戻していきます。
コリン性蕁麻疹はとても苦しい病気です。なかなか治らないのでお悩みの方が多いです。当院にもそのような方が多く来られます。ですがどうぞあきらめないでください。コリン性蕁麻疹は、しっかりと対応すれば改善する症状です。
Q1.当院の鍼灸治療を受ける前は、どのようなお悩みや気になることがありましたか?
体に汗をかいたり、運動し体に熱がこもると全身蕁麻疹。
Q2.(上記の状態が)ある事で、どのような嫌な思いをしましたか?
暖房の暑さや、特に冬などの外気と室内の寒暖差でも、
発症していたので厚着ができず、容易にお店に入れなかったのが嫌でした。
Q3.実際に当院の鍼灸治療を受診してみて、どのように感じましたか?
横幕鍼灸院に受診する前は色んな病院を受診してきましたが 体調が改善されることはなく鍼灸で治るのか?という不安が ありましたが実際に治療していくたびに体調が良くなっていきました。
現在では、以前できなかった厚着をしても症状がでないのと、寒暖差にも対応できている実感があります。
Q4.当院へのご意見・ご要望があれば、ぜひお聞かせください。
院長先生、スタッフの方々には、とても感謝しています。僕の治療に優しく寄り添っていただき、また効果を実感できているからこそ、治療を続けていける。
鍼灸院に感謝です!ありがとうございます。
*個人の感想であり効果を保証するものではありません。
Q1.当院の鍼灸治療を受ける前は、どのようなお悩みや気になることがありましたか?
コリン性蕁麻疹
Q2.(上記の状態が)ある事で、どのような嫌な思いをしましたか?
お店に入れない、冬でも厚着ができない。電車に乗るだけで発症。冬の服選びが大変。家の中の暖房でも発症冬でも家の中だと、半袖の時もありました。
Q3.実際に当院の鍼灸治療を受診してみて、どのように感じましたか?
個人差があると思いますが、私は1回目で改善を実感しました。 食生活の見直し、生活習慣改善、先生の言うことを確実に守り、治したいという思いだけでした。
家族にも協力していただき、大変迷惑をかけていたので 良くなる事を喜んでくれました。
Q4.当院へのご意見・ご要望があれば、ぜひお聞かせください。
先生:受付の方のよりそう言葉、表情は今後の人生のお手本にしたいと思います。 ありがとうございました。
*個人の感想であり効果を保証するものではありません。
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