文責:横幕鍼灸院 院長 横幕胤和
最終更新日 2024年1月22日
舌痛症(ぜっつうしょう)とは、原因となる疾患がないにもかかわらず、舌に痛みやしびれを感じる慢性の症状です。
舌が痛む病気はいろいろあります。舌が痛む原因となる疾患がないことが証明されると、舌痛症の言われることが多くあります。
舌の痛みは長く続き不快感があります。
舌痛症は潰瘍や炎症などの異常が認められないので、周囲から理解されにくく、ご本人にとってはつらい状況であると思われます。痛みの強さは一定ではなく、生活に支障をきたすほど痛むときもあります。
舌痛症ははっきりした原因が解明されていませんが、ストレスの多い方に発症しやすい傾向があるとされています。
舌痛症を改善するためには、舌痛症の症状・原因について知ることが大切です。このページでは、舌痛症の症状・原因について詳しく説明しております。
【目次】
舌痛症とは、舌に慢性的な痛みやしびれを感じる症状で、原因となる疾患がないものを言います。
国際頭痛分類第3版による舌痛症の診断基準の中に「連日かつ2時間以上にわたって反復する痛みが3カ月以上持続している」という項目があります。
舌痛症は長期にわたる痛みで不快感があり、生活に支障をきたすこともあります。
舌痛症では舌に感じる違和感のみで、潰瘍や炎症などは見られません。見た目に異常がないため、周囲の方に理解してもらうことが難しく、つらい思いをされている方が多いようです。
舌痛症は原因がはっきりせず、多くの場合、心身症の一つと考えられています。舌の痛み自体で睡眠障害を引き起こすことはありませんが、舌痛症を発症する方はもともと不安を抱えていらっしゃる方が多く、そのために睡眠障害を訴えることもあります。
舌痛症は更年期の女性に多い病気とされています。閉経後の女性の有病率は15%前後と言われています。また、男性より女性の方が発症しやすく、女性の有病率は男性の8~10倍ということです。
舌痛症の主な症状は、舌の痛みやしびれです。舌痛症では潰瘍や炎症はなく、見た目には異常が認められません。ご本人が感じる自覚症状のみなので、周囲の方にはわかりにくいと言えます。
舌痛症の症状の感じ方としては、「ヒリヒリ」「ピリピリ」としたやけどのような痛み、「ジンジン」としびれるような感じ、「チクチク」「ズキズキ」と刺すような痛みなどと表現されます。
舌痛症の症状は舌の先や縁に現れることが多いのですが、痛む部位が移動することがあります。舌の痛みは長期にわたり、生活に支障をきたすほど症状がひどくなる場合もあります。
舌の痛み自体で睡眠障害を起こすことはありませんが、舌痛症を発症される方はストレスや不安を抱えていらっしゃる方が多く、睡眠障害を訴えることがあります。
舌痛症の痛みの感じ方は一定ではなく、強くなったり弱くなったりと波があります。夕方から夜にかけて痛みが強くなる傾向があります。不安感や不快感は痛みを増強させます。
食事中は痛みが弱くなる傾向があります。そのため、舌痛症の方はガムをかんでいることが多いようです。また、ものごとに集中しているときも痛みが弱くなります。
舌痛症の原因は、はっきりとしたことはまだわかっていません。しかし、舌痛症を発症しやすい人の傾向があります。当てはまるものがあるでしょうか。
これらから舌痛症を引き起こす誘因がいくつか考えられます。
(1)こころの問題
舌痛症を発症する方は、几帳面な人や神経質な人、ストレスを感じやすい人が多く、精神面が影響していると考えられています。自分は病気かもしれないと不安を抱いている方も発症しやすく、舌痛症は心身症の一つとも言われています。
(2)ホルモンバランス・自律神経の乱れ
舌痛症は更年期の女性に多いことから、ホルモンバランス・自律神経の乱れが関連しているのではないかと考えられています。
(3)歯科治療の影響
歯科治療の後にごくまれに舌痛症を発症することもあります。入れ歯や歯列矯正がきっかけになることがあります。
(4)神経の病気
舌の感覚に関わる神経の異常から舌痛症が起こっている、神経痛に近い状態であるという説もありますが、まだ研究段階です。
舌痛症は原因疾患がないものを指すので、検査により原因疾患が存在しないことを証明しなければなりません。舌痛症の治療は、主に薬物療法と認知行動療法があります。
痛みをうまくコントロールすることと、生活の質を上げることを治療の目標とします。
(1)お薬
舌痛症は心身症の一つという考えがあり、不安は痛みを増強するので、お薬で気持ちを落ち着かせたり不安を取り除いたりします。
(2)認知行動療法
(3)歯科の再受診
歯科にてサイズや形状が適合しないことで舌痛症を起こしている場合は、原因を取り除けば症状が治まることもあります。
当院では、舌痛症を改善するため以下の鍼灸を行っています。
1.自律神経のバランス
自律神経は、身体を常に一定に保つための働きを行います。ストレスなどに自律神経のバランスは乱れやすくなります。舌の感覚も鋭敏になりやすいです。
自律神経のバランスを戻すことにより舌痛症を目指します。
2.免疫力の改善
長期間にわたり舌痛症の状態でいると免疫力の低下が起こります。本来は自分で治すことができるのですが、それも難しくなります。
病院では免疫力を上げることは難しい面もあります。当院では舌痛症の改善のため、免疫力を上げることをポイントとしております。
3.薬にできる限り頼らない
舌痛症では様々な薬が出ることが多いです。生活習慣の改善などを行いながら、薬に頼ることなく、ご自身の力で舌痛症の改善を行いたいと思います。
舌痛症は原因がはっきりせず、また症状が舌の痛みだけで見た目に異常がないため、理解してもらうことが難しい症状です。舌痛症は原因をみつけ、しっかりと対応することが改善には大切です。どうぞお一人で悩まないでください。
Q1.当院の鍼灸治療を受ける前は、どのようなお悩みや気になることがありましたか?
舌がピリピリに痛く、口の中がネバネバしたり、歯ぐき がグラグラしたりする感じが続いてました。
Q2.(上記の状態が)ある事で、どのような嫌な思いをしましたか?
常に口の中の気持ち悪く、食事もつらく、何をしても
苦しい状態が続いてました。病院でも治らないと言われてつらかったです。
Q3.実際に当院の鍼灸治療を受診してみて、どのように感じましたか?
初めの診察の時に自律神経の乱れを言われて、 口の状態も教えてもらいました。また、「絶対に治ります」を初めて言われ嬉しかったです。鍼を続けていくうち に口の中がだんだんと軽くなり、嫌な症状が消えて治りました。
Q4.当院へのご意見・ご要望があれば、ぜひお聞かせください。
あきらめていたので本当にありがとうございます。助けて頂きました。これからもどうぞよろしくおねがいします。
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