文責:横幕鍼灸院 院長 横幕胤和
最終更新日 2024年1月30日
心臓神経症は、自律神経失調症の一つですが、胸痛や動悸などの症状が現れるため、心臓病と勘違いされることのある疾患です。
心臓のあたりがズキズキする、息苦しいなど、狭心症ではないかと思うような症状が現れます。
このような症状が現れると多くの方が、心臓に異常があるのではないか、命にかかわるのではないかと不安に感じます。
ところが、心臓神経症は心臓に異常があるのではなく、この不安感がもたらす疾患なのです。
心臓病の検査をしても異常が見つかりません。心臓が悪いわけではないのに、なぜ心臓が苦しいのだろうと疑問に思います。
心臓神経症は、ストレスや不安などによる自律神経の乱れが原因となって起こる自律神経失調症の一つなのです。不安感の強い人、女性に多く見られると言われています。
心臓神経症を改善するためには、心臓神経症の症状・原因について知ることが大切です。このページでは、心臓神経症の症状・原因について詳しく説明しております。
【目次】
心臓神経症とは、心臓に異常があるわけではないのに、胸痛や動悸(どうき)、息苦しさなど、心臓病のような症状が見られる疾患のことです。
神経症とは、自律神経のバランスが乱れることによってさまざまな症状が現れる疾患です。
神経症には、不安障害と心身症があります。心身症の中で検査に異常が認められないものを自律神経失調症と言います。
自律神経失調症は、自律神経のバランスが乱れることでさまざまな症状が出るものです。
心臓に分布している自律神経に異常が生じ、心臓を中心に症状が出ることを心臓神経症と言います。心臓神経症は、自律神経失調症の一つなのです。
心臓神経症は、心臓病に似た症状が出るため、心臓に異常があると思いがちです。このような症状が出た場合は、まず心臓に疾患があるのかを確認しなければなりません。そのために心臓病の検査を行います。
検査をして、心臓病や胸膜の病気ではなく、食道のけいれんでもないことが確認されると、心臓神経症と判断されます。
不安感の強い人は、自律神経失調症を起こしやすく、親族に心臓病の人が多いと、自分も心臓に異常があるのではないかと思うことがあります。意識する部分に異常を感じやすく、いくつもの不安が重なってストレスとなり、自律神経を乱すという悪循環に陥りやすいのです。
心臓神経症は、自律神経が乱れることで起こる疾患です。自律神経のバランスを整えれば症状が改善してきます。
他に、手足のしびれ、疲労感、頭痛、不眠なども見られます。また、不安感が自律神経を乱し、心臓神経症を発症しているのですが、心臓病によく似た症状が現れることにより、さらに不安感が増します。
心臓神経症の症状の中でも胸痛は、狭心症を疑うような「ズキズキ」とした痛みです。似たような胸痛ですが、心臓神経症と狭心症では違いがあります。
これらの要素が交感神経を刺激し、心臓の働きを活発にするため、動悸などを感じるようになります。そうすると、「心臓病ではないか」「命にかかわるのではないか」といった不安を感じ、交感神経を刺激してしまいます。悪循環となって、胸痛や息苦しさなどの症状をさらに強めることになります。
自律神経失調症の特徴として「精神相互作用」という現象があります。ある感覚を強く意識するとその感覚が強まる現象です。
自分に症状が現れることがきっかけとなる場合もありますが、心臓病の多い家系であると、自分も心臓に異常があるのではないかと不安になる方もいらっしゃいます。その不安感から心臓神経症を発症することも考えられます。
心臓神経症の場合は、心臓に異常があるのではなく、自律神経に異常があるので、自律神経失調症の対応となります。
ご本人は、まず、心臓神経症という疾患について理解することが大切です。心臓神経症は、心臓に異常があるのではなく、自律神経に問題があるのです。心臓病の心配がないという安心感は、症状の改善への第一歩となります。
心臓神経症は、自律神経のバランスを整えることが必要です。心臓病に似た症状が現れていますが、自律神経を整えることで症状が改善します。
心臓神経症では、ストレスや過労などにより交感神経が刺激されることで、自律神経が乱れ、症状が現れているので、副交感神経を優位にする必要があります。
自律神経を整えるには、以下のような方法があります。
頑張りすぎていたり、強い緊張感が続いていたりして、不調を感じている場合は、体や心をリラックスさせてあげましょう。
当院では心臓神経症でお困りの方に以下の方法で改善を目指します。
心臓神経症のつらさは大変なものです。いつまたこの症状が起こるかもしれないと不安を抱えながら過ごされる方が多くおられます。心臓神経症は、自律神経を整えることが改善には大切です。一人悩まず、どうぞあきらめないでください。一緒に頑張りましょう!!
大阪府八尾市 浜崎義幸さん 28歳 男性 会社員
夏頃、今まで体験したことのない体調不良と無力感に襲われ、秋に内科と心療内科を受診した際、「自律神経失調症」と診断され、精神安定剤を処方されました。薬で抑うつは改善されたものの、身体的な辛さまでは改善されませんでした。
「一生、薬を飲み続ける生活が続くのかな・・・」と、絶望的な気持ちでしたが、インターネットで「横幕鍼灸院」という自律神経失調症を治していただける鍼灸院を知りました。通院時間や費用は全く気にせずに行かせて頂きました。
初診では、病気についての説明や、これからの治療の進め方について、お話しいただき、「自分の身体は今こうなっているのか」と思え、安心できました。いざ通院してみると、横幕先生からの「良くなってきていますよ」のお言葉に励まされ、治療の度に楽になっていく身体に嬉しく感じました。
まだ通院して1ヶ月ですが、あれだけ辛かった体の不調がほぼ止まりました。まだ油断はできませんが、また野球・フットサル・マラソンを全力で出来るように毎日のローラー鍼とお灸、頑張っています。
横幕先生・受付の方の人柄に毎日癒されています。そして、鍼灸治療に感動しました。僕が学生時代に鍼灸と出会っていたら、将来、鍼灸の道を目指していたと思います。それくらい感動しました。趣味で多数のスポーツをしていますので、ケガをしましたら、また神戸まで通院しますね。横幕先生ゴッドハンドです。本当にありがとうございました。
*個人の感想であり効果を保証するものではありません。
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