文責:横幕鍼灸院 院長 横幕胤和
最終更新日 2024年2月12日
口腔心身症口腔心身症は、心理的なストレスが引き金となり口腔の領域でさまざまな症状があらわれる状態です。
歯や舌などに痛みや障害が生じて歯科医院を受診しても、これといった原因が見当たらないことが多いのです。
痛みなどの苦痛を取り除こうとして、鎮痛剤を処方されても効かないケースがあります。
精神的な面が影響していると、その原因を明確にして解決させない限り、根本的な改善にはつながりにくいのです。
口腔心身症を改善するためには、口腔心身症の症状・原因について知ることが大切です。このページでは、口腔心身症の症状・原因について詳しく説明しています。
【目次】
口腔心身症とは、心因的な原因からくる口腔領域の症状を総称していいます。
口の中やあご、歯に関する症状が、精神的なストレスからきているとは、悩まれているご本人も自覚できていないケースが多くあります。
また、検査をしても具体的な病気が特定されず、「異常はない」ということになります。
症状が続くため、いくつかの病院をまわり、ようやく口腔心身症であるといわれる場合もあります。心因性の病気では、スタートラインに立つまでに時間を要することも少なくありません。
口腔心身症は、単純な虫歯や歯周病などの病状とは発症する出発点が違います。メンタルな部分に起因しているので、解決の道のりも決して単調とはいえないでしょう。長期化することもあります。
口腔心身症の症状で、代表的なものに舌痛症(ぜっつうしょう)や口臭症があります。
舌痛症は舌の痛みやひりひりした感覚、口臭症は口から不快な臭いがしているという思いから神経質になるというものです。
口腔心身症でお悩みの方は、あごや口のまわり、口の中や歯、顔に及ぶ部分で「何か問題があるはず」とさまざまな症状を訴えられます。
違和感があることは間違いないのですが、知覚過敏になっている、錯覚していることも考えられます。
具体的な症状として他にも、口の中がかわく、唾液の分泌が減る、または増える、親しらずの痛み、歯や歯茎の浮いた感じ、あごの関節が痛む、口の開閉がうまくできない(顎関節症)などがあります。
口腔心身症の原因は、先述した通り心因性のもので、ストレスや情緒的な要素が深く関与しています。
現実的には、口腔に関する症状が出ているのですが、原因の発端をさぐっていくと、社会的なストレスや心理的な因子が関与していることがあります。
また生来からの体質や性格、年齢や置かれた環境の変化など、複数の要素が重なることで、口腔心身症の症状を引き起こすことになります。
加齢により筋肉が弱くなる、ホルモンバランスが乱れる、歯が抜けるといった要因は、ご自身ではどうしようもできないことではあります。
歯並びがもともと悪い、舌が人よりも長い、唾液の分泌が少ないといったことも、その方の個性ですが、口腔内の問題を起こしやすい要素といえるでしょう。
そこへ、例えば身内の方との辛い別離を経験するなど精神的なダメージが加わると、口腔心身症の発症につながるのです。
些細な要因の積み重なりで発症していると、どこに原因があるのかわからないことも多いのです。あごや歯、舌や唇などに症状が出ると、その部位そのものに問題があると、当然のように思います。
しかし心身症と名のつく病態は複雑で、本当の原因を突き止めるためには、心理的な背景をさぐる必要もあるでしょう。
当院では、口腔心身症を改善するために、以下の対応を行います。
1.自律神経(交感神経の過敏状態)を改善
口腔心身症は自律神経の交感神経が過敏になると症状が強くなる可能性があります。
この結果、精神的な症状、自律神経失調症の症状も生まれ、口腔心身症の症状がつらくなります。
まずは、自律神経のバランスを整えることが大切です。
2.身体全体の緊張の緩和
長期間にわたり、口腔心身症の症状が続きますと身体全体が緊張していきます。
このため、口の中の感覚がさらに鋭敏になり、口腔心身症の症状が強くなります。見た目ではわかりにくい部分となりますので、見逃しがち原因です。身体の緊張をときほぐすツボに鍼灸施術を行います。
3.免疫力の向上
口腔心身症でお越しの方は免疫力が落ちている方が多いです。本来ご自身を守るべき免疫力が低下すると改善の質が落ちます。生活習慣の改善を合わせて行いながら、免疫力を改善することは口腔心身症の改善につながります。
原因不明と言われる口腔心身症ですが、原因を見つけ、しっかりと対応してあげることがとても重要です。どうぞお一人でご不安にならず、あきらめないでください。
Q1.当院の鍼灸治療を受ける前は、どのようなお悩みや気になることがありましたか?
舌がピリピリに痛く、口の中がネバネバしたり、歯ぐき がグラグラしたりする感じが続いてました。
Q2.(上記の状態が)ある事で、どのような嫌な思いをしましたか?
常に口の中の気持ち悪く、食事もつらく、何をしても
苦しい状態が続いてました。病院でも治らないと言われてつらかったです。
Q3.実際に当院の鍼灸治療を受診してみて、どのように感じましたか?
初めの診察の時に自律神経の乱れを言われて、 口の状態も教えてもらいました。また、「絶対に治ります」を初めて言われ嬉しかったです。鍼を続けていくうち に口の中がだんだんと軽くなり、嫌な症状が消えて治りました。
Q4.当院へのご意見・ご要望があれば、ぜひお聞かせください。
あきらめていたので本当にありがとうございます。助けて頂きました。これからもどうぞよろしくおねがいします。
*個人の感想であり効果を保証するものではありません。
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